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消化器病の症状

消化器病と手術代、入院期間について

消化器病

 消化器病には胃や十二指腸など上腹部の逆流性食道炎や、いぼ痔・切れ痔などの肛門病、お腹内部にあるべき腸が外部に出てきたヘルニア、特に鼠径ヘルニア(脱腸)のように自覚症状が強い病気があります。これらは比較的短期の簡単な手術で不快な状態の元を取り除くことが出来ます。
 他方で沈黙の臓器と言われる肝臓や、がん初期段階では自覚症状に乏しい大腸、結腸、直腸の病気があります。これらは長年の負担が表面化してくるものです。40代、50代になれば人間ドック、内視鏡検査を受け、がん化しやすい大腸ポリープなどを早期に発見し、治療し、健康生活を維持していくことが大事だと考えます。
 

内視鏡検査・治療代

当院では、大腸・直腸内部のポリープ(いぼ)を切除する内視鏡治療を行った場合は、切除後の出血可能性を考慮し、夕方まで病室にて休んでいただく当日入院扱いとさせて頂いています。
 遠方からお越しになり、内視鏡検査を受け、検査の中でポリープ切除となっても入院設備がありますので、安心して内視鏡検査・治療をその場で受けて頂けます。
 胃・十二指腸の検査の場合は、1泊2日を基本としていますが、生検(手技料3,100円)、血液検査、尿検査、呼気検査(ピロリ菌検査)などの検査項目により、異なってきます。
 

短期滞在型手術の手術代と、およその入院期間

 ポリープ切除を伴う内視鏡ポリペクを始めとする、痔核(4段階硬化療法)、腹腔鏡下鼠径ヘルニアなどの入院代を含めた代金は右の表のようになります。
 当院では術後の出血有無、麻酔切れ後の状態などの観察をしっかり行い、安全に配慮した医療を実施しています。このため外来だけの医療機関と比べ、患者様にご負担いただく代金は高めとなっておりますので、ご了解ください。

おしりの自覚症状

痛み
ピリピリ チクチク
切れ痔、皮膚炎、外傷
ズキズキ
炎症性の腫脹を伴う疾患・血栓性外痔核・肛門周囲膿瘍・直腸肛門癌
排便時には疼痛が少なく、排便後4~5 分過ぎてから次第に疼痛が増強することが多い。
切れ痔
常時激しい疼痛があり
直腸肛門周囲膿瘍の進行したもの 。
炎症性痔核の脱出でかんとん状態に陥ったもの。
出血
排便時の新鮮血(きれいな赤色)
肛門付近の出血。
 
排便に関係ない暗赤色の血液
大腸疾患
コールタール様の黒色便
上部消化管の出血
出血時の例外
鮮血
直腸に発生した大きなポリープ
直腸に血液が溜り暗赤色
出血性痔核を肛門内に戻したとき
発熱を伴う
肛門周囲膿瘍、化膿性粉瘤(アテローム)、肛門癌、尖圭コンジローム
かゆみ
皮膚の疾患やアレルギー疾患、婦人科疾患、直腸肛門疾患など様々な事が想定される。
肛門周囲の腫脹
最も多いのは外痔核
発熱を伴う有痛性の腫脹の場合は、肛門周囲膿瘍、化膿性粉瘤(アテローム)、肛門癌、尖圭コンジロームが想定される
脱肛
同心円状、ドリル上に脱出
直腸脱
肛門外へ脱出
乳白色で肛門の違和感
肛門ポリープ
 おしりの自覚症状は比較的強く意識されているかと思います。自覚症状は痛みと出血で肛門病の可能性があります。しかし、頻度、便秘・下痢などといった排便障害に加え、便潜血検査陽性の場合は大腸ポリープ、消化器がんを疑う必要があります。
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医療法人福慈会 福外科病院
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和歌山県和歌山市和歌浦東
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