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私達が目指す医療

全人的な医療、外来における総合診療

医学、医療が進歩し、専門分野に特化する傾向が強まるなか、その反省として特定の臓器、疾病に限定せず、総合的に判断する総合診療の有用性が唱えられいます。人は何も一つの病気だけを抱えている訳ではありません。高齢化が進む中、様々な悩み、疾病を持つのが普通です。かつての幅広い知見と経験を有する先達の名医に近づくべく、かかりつけ医師(マイドクター)として、長く付き合いのある患者様が、生き生きとした元気な生活を送っていただけるよう、サポートする医療を目指しています。いつ、いかなる場合であっても、病んでいる臓器に対して治療し向き合えば良いと考えるだけでなく、あくまでも病をもった人間として、患者様に寄り添い、傾聴し、全人的に包括的に向き合う医療本来のあるべき姿を追求していきます。 具体的には副作用や合併症の危険性が少ない、個別的な治療法の展開を行うよう努めています。

かかりつけ医機能とは

かかりつけ医機能を有する当院では、患者さんの医療情報を必要に応じて次のような対応を行っております。
▼患者さんが受信している他医療機関、処方されている医薬品を把握し、必要な服薬管理を行うとともに、診療録(カルテ)に記載すること。当院では、必要に応じ、担当医の指示を受けた看護職員等が情報の把握を行っております。
▼専門医師・専門医療機関へ紹介を行う。
▼健診結果等の健康管理にかかる相談に応じる。
▼保健・福祉サービスにかかる相談に応じる。
▼診療時間外を含む、緊急時の対応方法等にかかる情報提供を行う。

当院が得意とする専門分野

以下の専門分野を得意としています。  
1.内視鏡検査と同日の内視鏡治療:希望によりますが基本的に検査と治療は分けて
  行いません。ポリープの切除術が中心です。
2.身体への侵襲性が少なく負担が軽い腹腔鏡を利用した手術
                  :脱腸の日帰り手術や消化器疾患など 
3)肛門病の手術:切らない痔核の治療があります。
4.がん術後の患者様、手術不能ながん患者様に最適な抗がん剤、分子標的剤など
  先端の化学療法を行っています。

化学療法、短期滞在型手術、消化器病・肛門病手術、内視鏡手術

大腸がんと化学療法の関係は、こちらから

手術件数は緩やかに増加傾向

手術件数は、その年により変動はありますが、徐々に増加して来ています。全身麻酔、腰椎麻酔の手術以外では、局所麻酔で行う一般外科手術として足の指や足底の鶏眼(鶏眼:けいがん・・いわゆる魚の目)摘出、背中やお尻にできる粉瘤の摘出などは手術時間は通常数分で終了する手術も多数行っています。

麻酔方法別に見た手術件数

手術 腹腔鏡下手術、消化器一般外科手術

2016年1月から2017年8月10日までの手術件数は446件、短期滞在型の腹腔鏡を利用した手術件数は161件と多くを占め、痔核根治術など肛門手術や消化器外科手術134件を上回ってきています。このほか粉瘤や魚の目の摘出術、埋込埋め込み型カテーテル設置術などの局所麻酔手術が151件を占めている。

主要な手術の内訳

短期滞在型の腹腔鏡下・補助下手術

最近では腹腔鏡を使用した短期滞在型の手術実績が増えており、主な手術の5割弱を占めるようになっています。特に腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術はこの1年半の間で111件と圧倒的に多く、胆嚢摘出術22件、胃がん、直腸がん、結腸がんなどの手術においても腹腔鏡手術が開腹手術に比べて増えています。

通常の消化器外科手術

通常の消化器病手術としては、痔核根治術や痔瘻根治術、痔核の4段階硬化療法、脱肛根治術などの肛門病手術が多いです。消化器がん摘出術なども腹腔鏡手術に取り組み、その実績も向上しています。

在宅分野      痛みをトータルで支える全人的なケア、治療を目指して

訪問診療の展開

外来では内科疾患全般に対応した「総合診療」にも力を入れています。患者様の症状によってなかなか外来に来られない、かつ入院せず在宅で過ごしたいという要求が強くなっていることもあり、当院では院長が訪問診療に取り組み患者様、ご家族から好評です。日数が限られますので事前にご相談ください。

訪問看護事業

訪問看護ステーションのサービス

訪問看護ステーションから専門の看護師等が利用者様のご家庭を訪問し、病状や療養生活を看護の専門家の目で見守り、適切な判断に基づいたケアとアドバイスで、24時間365日対応し、在宅での療養生活が送れるように支援します。
また、医師や関係機関と連携をとり、さまざまな在宅ケアサービスの使い方を提案します。

訪問リハ、訪問介護事業

介護保険適用の方の自宅に伺って、理学療法士がリハビリテーションを行っています。

終末期の緩和ケア  全人的なケアとは

 痛みと言えば、足腰が痛い、階段がつらいという身体の具体的な痛みを思い浮かべることでしょう。病気を抱えていると、不安やいらだち、恐れ、怒りといった心理的・精神的な痛みを感じるでしょうし、また仕事や家庭に与えるダメージや経済的な損失といった社会的な痛みに苦しまれる方も多いと思います。さらには「私が生きてきた意味は?」「死とは何?」といった自問自答から、死生観に係わるスピリチュアルな痛みを感じられることも多々あると思います。
こうした病気に悩む患者様にとって重要な「全体的痛み」をケアするのが「全人的ケア」です。
大切なことは下記が基本です。
 •つらいことは抱え込まず、悩まず、思い切って相談して下さい。
 •医療者はつらさをすべての面で対応いたします。
 •私たちは患者さん・ご家族・医療者の味方です。
 •切れ目のない医療(ケア)を提供します。
 
「緩和ケア」とは(WHO2002)
「生命を脅かす疾患に伴う問題に直面する患者 と家族に対し、疼痛や身体的、心理社会的、ス ピリチュアルな問題を、早期から、正確にアセスメントし解決することにより、苦痛の予防と軽 減を図り、生活の質を向上させるためのアプローチである。」と定義されています。
終末期に大切にしたいことは何か? 多くの人々が共通して大切にしていることは以下の通りです。
  苦痛がない
  望んだ場所で過ごす
  希望や楽しみがある
  医師や看護師を信頼できる
  家族や友人とよい関係でいる
  自立している
  落ち着いた環境で過ごす
  人として大切にされる
  人生を全うしたと感じられる
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